2007年2月5日月曜日

大野和士のプロフェッショナル魂

先週の木曜日の夜。
NHKのニュースを観て、そのままチャンネルを変えなかったら、「プロフェッショナル」という番組が始まった。

へ~~!と思って観ていたら・・・「あ~~!!大野さんだ!!」と叫んだ。

今から20年以上前、僕が大学のオーケストラでトランペットを吹いていた時に、指揮をお願いしたことがある人だ。

大野和士さんは僕と同い年で、同学年だったから、彼も当時はまだ芸大の指揮課の学生だった。(ついでに、僕と同じ研究生だった女性が、大野さんの高校の同級生だった。)

たしか、「未完成」あたりを振ってもらったはずだ。

それはともかくとして、彼は今や世界のトップ指揮者だ。
番組ではその彼の活躍を紹介していたが、中でも凄いエピソードが次の2つだった。

ある現代曲を演奏することになったが、公演の1週間前にオーケストラがストに突入した。
このままでは公演できない。
大野さんは、公演をキャンセルすることもできたのだが、この曲はオーケストラだけでなく、合唱や様々な演奏家もいたので、そういう人たちに迷惑をかけられないと判断した。(何よりも、待ち望んでいる観客を裏切ることにもなるしね。)


すると、大野さんとピアニストたちは3日間かけて、徹夜して、オーケストラの曲を3台のピアノ用に編曲しなおしたのだ。
その演奏は大成功した。
この公演がきっかけで、大野さんの名前は一躍、ヨーロッパ中に行き渡った。


また、昨年、ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」を公演した。

この時には、イゾルデ役の女性シンガーが急性気道炎にかかり、本番に出演できるかどうかも危ぶまれた。
それになにより、本番前の練習ができない。
本番、3日前、トリスタン役の男性シンガーは、イゾルデ役がいないと練習ができないと言い出す。
すると、大野さんは、自分がイゾルデのパートを歌いながら、練習を始めた(!!!)。


とんでもない人だ。
とんでもない情熱だ。
だから、彼は今や世界のトップ指揮者の一員なのだ。

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